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松本治療院ストーリーStory

こんにちは、松本治療院の院長の松本龍平と申します。

こちらのページでは、 「私がなぜ鍼灸マッサージ師になったか?」 「どうして松本治療院を開院したか?」 「どんな想いで鍼灸マッサージの施術をしているか?」 などなど、お伝えさせて頂きます。

ご来院の前にご一読頂ければ幸いです。

夢がなかった学生時代

私は学生の頃、はっきりとした夢や目標がありませんでした。

今行っている鍼灸・指圧マッサージも、子供のころからの夢だったとか、親がやっていたという訳ではありません。

とりたて将来の夢も目標も持てずに小中高校生活を過ごしました。

勉強もスポーツもほどほどにはするけれど、何かに熱中することもない、不完全燃焼な学生生活でした。

そんなおりサッカーでケガをして、両親の通うマッサージ指圧の治療院に連れて行かれ、足を治して貰いました。

それが今の仕事との出会いですが、まだその頃は自分が治療する側になるとは全く思っていませんでした。

何のために働くか?

マッサージ指圧の仕事に多少興味を持ちつつ、大学は別の興味のあった分野に進みました。

しかし、その分野も「これから研究者として一生続けたい」とまでは思えず、不完全燃焼継続中でした。

時間は待ってはくれず、目標が定まらないまま就職活動の時期を迎えます。

大学在学中は様々なアルバイトをして感じたのは、
「どんな仕事をするとしても、それぞれに大変な面があるな」
という事です。

「自分は何のためになら大変さに負けず頑張れるだろう?」

「自分は何のために働きたいのだろう?」

恥ずかしながら人生で初めて、仕事や自分の将来について真面目に考え始めました。

就職活動の本には
「まずはもっと、自分自身を知ろう」
と書かれており、本に従い生い立ちからこれまでの事を紙に書き出してみました。

何枚も何枚も書いてゆくと、
「自分は人の健康のために頑張りたい」
という軸が見えてきました。

医療に関わる仕事をしている父の姿に、思ったより強く影響を受けていたのかも知れません。

会社勤めで挫折を経験

それを元に就職活動を進め、医療用器具を扱う会社に就職しました。

意欲に燃えて勤務し始めたものの、理想と現実とは大きなズレがありました。

自分にとってのやりがいが全く感じられず、こんな筈じゃなかったという思いが膨らみます。

それでも毎日夜中まで頑張っていたら、どんどん心身の調子が悪くなりました。

会社へ行くのが億劫で、毎朝起きたるたびため息をついていました。

ストレスで押しつぶされそうな日々でした。

この仕事を一生続けられない、このままでは心身を壊すと思い、転職を考えました。

指圧の先生のところへ体を整えてもらいつつ、今の仕事に挫折している事を伝えると、治療家として生きていく道もあると教えて頂けました。

治療にかける想いや患者さんへの気持ちなどを聞いて、仕事内容そのものよりもまず、先生の人間性に強く惹かれました。

あの先生のような生き方がしたいと思いました。

会社を辞めた後、先生の薦めにしたがって、愛知県稲沢市の中和医療専門学校を受験しました。

はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格が習得できる、名古屋周辺では伝統校です。

希望の光

中和医療専門学校は倍率が高く狭き門だと聞いていたので、必死に受験勉強をしました。

合格の知らせを聞いた時、自分の人生に希望の光が差すのを感じました。

将来への不安で真っ暗闇の中、遠くに見える小さな小さな光だけれど、それは私にとってとても大事な生きる希望となりました。

今でもこの時の気持ちは、自分の仕事に対する大事な原点です。

「どこへ行っても痛みが治らない」

「この先どうなってしまうのだろう」

という不安を抱えながらも、
「もしかしたらこの先生なら・・・、もしかしたら鍼灸の治療なら・・・」
と、あの頃の私のように僅かな希望を抱いて、松本治療院へ相談にみえる患者さんもいらっしゃいます。

私の鍼灸マッサージの施術が、そんな皆様の大きな希望に変わって行けるようになりたいと思っています。

もう一つの原点

鍼灸マッサージの専門学校時代にはこんな事もありました。

お世話になっていた方が、癌を患われてしまい入院されました。

むくみがひどく体が辛いので、病院からの一時帰宅の際にマッサージに来てほしいと頼まれました。

自分にはまだ荷が重いと思いながらも、私を信じて下さった以上全力でお応えしようと覚悟を決めました。

様々な文献を調べ、多くの先生にアドバイスを頂き、できる限りの準備をして、全身汗をびっしょりかきながら一生懸命施術しました。

全力は尽くしたものの、お役に立てたのだろうかと不安でいると、
「この病気になってから今までで一番幸せな時間だった。ありがとう」
という言葉を頂き、思わず涙がこぼれました。

しばらくした後にこの方はお亡くなりになられましたが、人の為に全力を尽くすことの尊さを教えて頂きました。

私の鍼灸マッサージ師として、もう一つの大事な原点です。

天職を得る

鍼灸マッサージの専門学校に通いつつ、見習いのアルバイトとして治療の現場で修行する日々は決して楽ではありませんでした。

しかし、いつも不完全燃焼だった自分が生まれて初めて心から打ち込めるものを見つけ、とても充実した時間でした。

上手くいかなくても、厳しい指導を受けても、たまには愚痴をこぼすことがあっても、辞めたいとは全く思いませんでした。

大学生の頃までとは比べ物にならないくらい、本当に真剣に、夢中になって勉学にも励みました。

心も体も以前の健康が戻ってきました。

今思えば人の癒しに全力を捧げる活動を通じて、自分も癒されていたのかも知れません。

鍼灸マッサージ専門学校3年間の学生生活を終え、「はり師」「きゅう師」「あん摩マッサージ指圧師」3つの国家試験をすべて1回でパスして、プロの鍼灸マッサージ師となりました。

大学生の頃に思い描いた「人の健康のために働きたい」という気持ちを発揮できる、自分の天職に就けた瞬間でした。

松本治療院開院、ハードワークの日々

専門学校卒業後2年間の鍼灸接骨院勤務を経て、名古屋市昭和区に鍼灸マッサージ治療院・松本治療院を開院しました。

「より理想の鍼灸マッサージ治療を追求したい」という想いを込めた場所が出来ました。

2007年4月に独立した時、子供がまだ0歳児。

何とか早く治療院を安定させて、父親として家族をしっかり養わなければと意気込んでいました。

深夜だろうが休日だろうが、治療を頼まれれば断らず、休まず働き通しました。

しかし、そんな働き方をしていては長続きするはずも無く、次第に体調が落ち、常に疲れていました。

せっかくの休みで家族や友人と過ごしている時も、楽しいと感じられなくなってしまっていました。

仕事以外の時間は「とにかく一人にしてほしい」と思ってしまうほど、もんもんとストレスを抱えてしまっている状態でした。

無理を重ねて心身が悲鳴を上げ、家族との時間もおろそかにして寂しい思いをさせていました。

せっかく来て頂ける患者さんが増えて生活は安定したのに、幸福感がほとんど感じられない状況でした。

「バランスよく成功して下さい」

そんな私の様子を見ていたある患者さんから、こんなお話を頂きました。

「私は仕事の関係で有名人とたくさん会ってきたけど、幸福そうな人は意外と少なかった。

名誉や大金を手にしていても、家庭が冷え切っていたり、健康面で大きな問題があったりする人がとても多かった。

先生はこれから仕事が成功するかも知れないけれど、遠回りになっても、仕事・家庭・健康の3つともバランスよく成功して下さい」

この方のご忠告通りの人生を歩んでゆきたいと思いました。

妻にこの事を話し、二人で泣きながら何時間も話し合いました。

鍼灸師スタッフを迎える

何とか今の状況を打破しなければと考え、鍼灸師のスタッフを雇う決断をしました。

「果たして滞り無くお給料を払ってゆけるのだろうか?」

とてもとても不安でしたが、心配は杞憂に終わりました。

幸いなことに素晴らしい鍼灸師スタッフとのご縁に恵まれ、施術、事務作業、掃除などを分担し、時間的な余裕を作っていくことができました。

その後も募集するたび良い鍼灸師スタッフに恵まれ、健康のため、家族のための時間が以前よりしっかり取れるようになってきました。

人手が増えた分、より多くの患者さんのお役に立てるようにもなりました。

新たな目標「未病を治す」

心身が壊れてしまいそうだった自分の体験を通して、新たに大きな目標ができました。

過去の自分のように無理をしている方、仕事や家庭の事情で無理をせざるを得ない方を、病気にさせない事。

東洋医学でいう、『未病(みびょう)』の状態を治す事です。

※未病とは、病院に行くほどではない、または病院へ行っても病名は付かないが、疲れや痛みといった体からのサインが有り、無理するといつ病気になってもおかしくない状態

頑張りすぎて疲れている方を、病気になってしまう前に鍼灸マッサージによって未病を治す。

これは病気を治すのと同等か、それ以上に価値があるのではないでしょうか。

目の前の方を病気にさせない事で、その方だけでなく、その方の向こう側にいる家族や友人、仕事で関わる多くの方の幸せに貢献できると思うと、とてもワクワクします。

あなたのお悩みを聞かせてください

ここまで長い文章を読んで下さって、本当にありがとうございます。

松本治療院には鍼灸マッサージの国家資格を持ち、患者さんの健康に貢献したいという志しを持ったスタッフが集まり、日々切磋琢磨しております。

もしよろしければ、あなたのお体の悩みを私達に聞かせて頂けませんか?

スタッフ一同、持てる力の全力で施術に当たることをお約束致します。

あなたとお会いできることを、心よりお待ちしております。

松本治療院 院長 松本龍平

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