こんにちは!松本治療院スタッフの武藤です。
今回は歯の食いしばりについてです。
日常生活を過ごす中、緊張する場面などで
思わず体が力んでしまいその際に歯も食いしばってしまっていることがあります。
これが緊張する場面だけでのことなら仕方ありませんが、
ストレスなどによって食いしばりが悪化し、リラックス状態の時も歯を食いしばっている状態が
続いてしまうと体に様々な症状として不調が現れてきます。
正しい歯の位置
力が抜けている状態の上下の歯の正しい定位置はご存知でしょうか?
いま実際にご自身の上下の歯の位置はどこにあるか確認してみてください。
正しい歯の定位置とは、上下の歯が引っ付かずに隙間があり離れた状態です。
さらに舌は上あごに触れている状態が正しい位置と言えます。
上下の歯が当たっている状態や舌が上あごに触れておらずに
下に落ちている場合は力が抜けておらず歯の食いしばりが
起きてしまっている可能性が高いです。
食いしばりで起こる体の不調
歯の食いしばりをしてしまっている場合は
様々な不調が体に出てしまうことが多いです。
〇食いしばりによる体の不調
・あごのだるさ
・あごの重たいような痛み
・側頭部や後頭部に出る頭痛
・頭の凝り(特にコメカミや耳のまわり)
・首や肩の凝り
・眉毛の上の凝りや痛み
・背中の凝り
・歯や歯茎の痛み
などの症状が不調として現れやすいです。
自分が気付いていないだけでひょっとしたら今ある凝りや頭痛は
歯の食いしばりが原因なんてこともあります。
歯を食いしばる原因は?
歯の食いしばりをしてしまう原因は主に3つあります。
①ストレス
歯の食いしばりをしてしまっている方の中で最も多い原因とされています。
無意識に歯を食いしばることでストレス解消をしている可能性があります。
②骨格や噛み合わせ
もともとの噛み合わせの問題や、金属の詰め物が合っていない場合に
起こりやすくなります。
③毎日の習慣
仕事内容やスポーツなどで瞬発的に力を出すような習慣がある方は、
仕事やスポーツをしていない日常生活でも
クセがついて日頃から食いしばりをしやすくなっていることがあります。
歯の食いしばりに対する鍼灸治療
歯の食いしばりがある方の場合、
首や肩、背中、あごの筋肉や側頭部などの筋肉の緊張が強くなっているため
このあたりの筋肉を緩めることを中心に鍼灸治療を行っていきます。
それに加えて、ストレスが原因で食いしばりが起こっている場合は
自律神経に乱れが起きていることが多いため、
同時に自律神経を整える治療もすすめていきます。
筋肉の硬さが緩み、自律神経が整うことによって
体全体の緊張がほぐれ、リラックスしやすい状態になるため
食いしばりが起きにくくなります。
セルフケアでできること
セルフケアでできることは、日常生活において
“上下の歯を引っ付けてしまっていることに気付いた時にその都度歯を離すようにすること”です。
単純なことですが、セルフケアでできる最適な方法です。
毎日少しずつ繰り返しているうちに
その習慣がクセ付き、自然と歯を離せるようになります。
その他に気をつけるとおすすめなことが、
食事の際片方の歯だけで噛まないということです。
片方の歯で噛むことによって、アゴに歪みがでて噛み合わせが悪くなり、
食いしばりが起きやすくなります。
その他にも“頬杖をつく”なども同じ理由で避けた方が良いです。
まとめ
食いしばりをしてしまっているかもしれないと感じる方は
ふとした時に正しい位置に歯や舌があるかどうかを
気が付いた時に何度か確認してみてください。
何度か確認してみても上下の歯が引っ付いてしまっていたり
舌が下あごの方に落ちていたりする場合は食いしばりが起きている可能性が高いので
その場合は鍼灸治療やセルフケアを実践してみることがおすすめです。
当院がお役に立てること
当院では歯の食いしばりに関係する筋肉を鍼灸マッサージで緩めることで、 食いしばりによる体の不調や自律神経の乱れを改善させることができます。 食いしばりが改善されることで楽になる症状も多いので、 お悩みの方は是非ご相談ください!
名古屋市金山の鍼灸治療院 松本治療院
愛知県名古屋市昭和区白金1丁目19−16
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