こんにちは。
松本治療院スタッフの武藤です!
今回は月経不順についてお伝えしていきたいと思います。
月経不順とは
正常な月経は、月経周期日数が25~38日以内で、
出血持続日数が3~7日といわれています。
それに対し月経不順とは、
月経周期が25日未満での出血や、次の月経までの間隔が39日以上
あいてしまっている状態をいいます。
月経不順の原因
月経不順は、ストレスや過労、体が冷えたりすることによって卵巣の働きが低下し、
ホルモンバランスが乱れてしまうことが原因となります。
ホルモンバランスが乱れることで、多嚢胞性卵巣症候群や機能性子宮出血などの
病気にもつながりやすくなります。
原因は様々ですが、乱れてしまっているホルモンバランスを
正常に戻すことで月経不順を改善させることができます。
東洋医学で月経不順の改善
月経不順の改善には、東洋医学の観点からアプローチし、
病院で処方される薬に頼らないという選択肢もあります。
足りなくなったホルモンを薬によって補充するのが西洋医学の考えだとすると、
東洋医学は症状を取り除きながら、体全体の状態を整えていこうとするものです。
西洋医学の薬での治療は即効性がありますが、
薬の服用を止めると効果はなくなってしまうことが多いです。
そのため、かなり症状が辛く今すぐにでも症状を改善させたいという方には
西洋医学での薬療法を利用するのもいいかと思います。
それに対して東洋医学では鍼灸治療や漢方による治療を行うため、
効果が出るまでに多少の時間がかかりますが、
体質自体を変えていく治療方法になるので効果が長く持続します。
その他にも薬の服用とは違い、副作用が無いというメリットがあります。
鍼灸治療による月経不順の治療
月経不順のある方の多くの場合、同時に慢性的な体の冷え、
頭痛や慢性的な肩こり、だるさや疲労感といった悩みを抱えていることが多いです。
これは体内の血液循環が悪く、瘀血(おけつ/流れが悪く滞っている血液)となり、
血流の悪化に伴って血液が栄養やホルモンを全身に循環させられずに起こる場合が多くあります。
このような場合、鍼灸治療でツボを刺激することによって瘀血を改善させ
血液循環を良くすることで栄養やホルモンが全身にいきわたり、
月経不順を改善することができます。
鍼灸治療と併用して、規則正しい食事や睡眠で生活リズムを整えることで
体の状態が改善されやすいので、同時に生活の見直しも必要です。
お灸で月経不順のセルフケア
月経不順を改善させるために、
セルフケアとしておすすめなのがお灸です。
※三陰交
内くるぶしから指4本分上の高さの骨際にあるツボ
※血海
お膝のお皿の内側から指3本分上の高さにあるツボ
文字通り“血の海”というように血液がたくさん集まる場所とされ、
このツボを刺激することで血液循環が促されます。
※太衝
足の親指の爪の脇(人差し指側)から、親指の骨に沿ってなぞると指が止まるところにあるツボ
ちょうど、親指と人差し指の骨が合うところにあります。
この3つのツボをできれば毎日でもお灸することをおすすめします。
1つのツボにつき3~5回ずつくらいできるといいかと思います。
だんだん続けていくと普段の足の冷えなど改善されていくことが
感じられるようになります。
お灸は根気よく続けることが大切なので
無理のない程度に行っていきましょう。
まとめ
月経不順を鍼灸治療で整えるのには
治療を何度か重ねて少しずつ改善させていくことになるため、
将来的に妊娠を望む方や、今はまだ10代・20代だからまだ治療は先でいいかな、などと思っている方は
治療には少し時間を要するものと覚えていただいて、早めに治療を開始することをおすすめします。
それと合わせて、現在の生活習慣の見直しができると
より改善しやすくなるため、少しずつ意識しながらお過ごしください。
当院がお役に立てること
当院では月経不順に関係するツボを鍼灸で刺激しながら 体の状態を整えて月経不順の改善をお手伝いさせていただきます。 それに加えて、日常生活で気をつけるといいことなど しっかりお伝えしながら施術させていただきます。
名古屋市金山の鍼灸治療院 松本治療院
愛知県名古屋市昭和区白金1丁目19−16
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