こんにちは。
松本治療院スタッフ前田です。
今回は、朝起きた時などに気になる
お顔のむくみについてご紹介していきます。
「顔のむくみ」とはどういう状態?
朝起きて鏡を見た時に、普段よりも目が腫れぼったくみえたり、
まぶたが重く感じたりしたらお顔がむくんでいるサインといえます。
マスクのあとが付きやすくなってしまったり、
頬周りが普段より大きく見える場合もむくみが原因と考えられます。
むくみはなぜ起こる?
むくみは、皮膚の下の組織に余分な水分が溜まることで起こります。
通常、毛細血管から細胞へ染み出る水分と
細胞から毛細血管へ戻る水分はバランスよく保たれています。
しかし、そのバランスが何らかの原因で崩れてしまうことで
細胞へ多く水分が染み出てしまったり、スムーズに毛細血管に吸収されないと
細胞の間に余分な水分がたまってしまい、「むくみ」へとつながってしまいます。
顔のむくみの原因
顔のむくみの原因をいくつかご紹介します。
◆塩分・糖分・アルコールの摂りすぎ
…これらを摂取しすぎることで、血中濃度が高くなりすぎないように
調節しようとするはたらきから、水分を体にため込みやすくなり「むくみ」が起こります。
◆冷え
…体が冷えることで血液を循環させる筋肉が硬くなり、
血流が滞って「むくみ」が起こりやすくなります。
◆睡眠不足
…睡眠時間が不足することで身体の代謝が悪くなり、むくみにつながる場合もあります。
睡眠時間がなかなか取れていないかたは、少しずつ睡眠時間を増やしていくことをおすすめします。
◆ホルモンバランスの乱れ
…女性の場合は特に月経や妊娠・出産などでホルモンバランスが変動します。
生理前などは女性ホルモンのプロゲステロンの分泌が増え、
体内に水分を保ちやすくなるため、むくみます。
この他にも、首肩や頭皮のこりも顔のむくみの原因となります。
首を通っているリンパ液が、首肩のこりによって流れがせき止められてしまい、
むくみにつながりやすくなります。
※いつものむくみと違ったり、全身のむくみが続く、もしくはだんだん酷くなる場合は病院の受診をおすすめします。
むくみに対する鍼灸施術
東洋医学では、むくみは「水毒」といって体内の余計な水分は毒と考えます。
そのため、水分代謝を促進するために体のゆがみを整えて血液やリンパの流れを良くすることで、
水分代謝に関係する腎臓機能を上げ、余分な水分を排泄する体にしていきます。
また、顔のむくみは体の冷えや自律神経・ホルモンバランスの乱れなどでも起こるため、
体にも鍼・灸を使うことでむくみをより解消しやすくします。
むくみに効果的なツボ
ご自身で簡単に押せる顔のむくみに効果的なツボを2つご紹介します。
痛気持ちいいくらいの強さで押すのがポイントです。
(強く押しすぎるとお体の状態によってはアザになってしまう場合があります。)
◆翳風(えいふう)・・・耳たぶの後ろにある大きなくぼみに位置します。
◆四白(しはく)・・・目の下の骨から親指一本下に下がったところ。瞳の真下に位置します。
予防とセルフケア
顔のむくみは鍼やお灸を使うことで改善されやすいですが日常生活でのむくみの対策も併せてご紹介します。
まず、対策としては
・できるだけ入浴をして血行を促進させる
・塩分やアルコールを摂取しすぎない
ことで簡単に予防することができます。
次に、朝起きて顔がむくんでいた時のセルフケアおご紹介します。
・まぶたのむくみ…眉をつまんでマッサージ、側頭部を優しくマッサージ
・お顔全体のむくみ…耳の下から鎖骨にかけてリンパを流すようにマッサージ
ホットタオルで顔を温めたり、温水と冷水で交互に洗顔したり、ツボ押しなども効果があります。
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