座りすぎは不健康？

更新日:2015年08月12日 18:39

デスクワーク中心のお仕事で、一日中座りっぱなしでパソコンに向かい肩こりや腰痛に悩まれている方はとても多いと思います。

実は近年の研究では座る時間が長いと肩こり腰痛以外に、もっと深刻なリスクがあると発表されました。

それは、『1日に6時間以上座り続けている人はそうでない人に比べ、心臓病のリスクが64%アップし寿命は平均7年も短くなる』というものです。

この研究結果に補足して『6時間以上座ったあとにいくら運動をしても、6時間以上座っていたダメージをリセットすることができない』というデータもあります。

とにかく座りっぱなしは体に悪いということですね。

そもそもよく考えてみれば一日中座って生活するなんて機械が発達したここ100年だかの話です。

進化の過程で猿や原始人だった何千万年もの間、一日中歩きまわって木の実を取ったり小動物を捕まえたりして暮らしてきた人間の体にとって座りっぱなしは不自然極まりない行為であり、まだまだ体が適応していないということです。

とはいうものの「仕事上どうしても座っていなければならない人はどうすれば良いの？」という疑問に対して、こんなデータもあります。

『1時間座った後2分間立っても体へのダメージはあまり変わらないが、1時間座った後に2分間ウォーキングのような軽い全身運動を行うと、死亡リスクを33％低下させる。』

ということですので、1時間デスクワークをしたら原始人の気持ちになって2分間歩き回りませんか（笑）

デスクワークで頭を回転させ続けて上に昇ってしまった『気』が、歩くことで下に降りてバランスが取れ、良いアイデアが浮かびやすくなるという健康面以外の効果も期待できますよ。

（松本）

※この記事はまつむら鍼灸整骨院の松村先生のブログを参考に編集しました

院長松本

＜国家資格＞　はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師
・中和医療専門学校本科（鍼灸マッサージ科）卒
・愛知県鍼灸マッサージ師会会員
・日本鍼灸師会会員
・名古屋市北区の治療師・松浦由明氏に師事
・長野式臨床研究会基礎クラス修了
・その他、各種勉強会、セミナーで研鑽を重ねる