最近、ジョギング、ゴルフ、テニス、フットサルなど、日常的にスポーツを楽しんでいる方が増えていますね。
さて、皆さんは運動前に『ストレッチ』をしていますか?
実は、ストレッチはやり方によってはパフォーマンスを下げ、逆に怪我をしやすくなるのです!
では、運動前の正しいストレッチとはどのようなものでしょうか?
ストレッチは『静的ストレッチ』と『動的ストレッチ』という分類ができます。
『静的ストレッチ』とは、いわゆる柔軟体操です。
筋肉をゆっくりと伸ばしてゆき、伸ばしきったところで数十秒じっと保持するやり方。
例えば立ったまま足を前後に開き、体を前に傾けてアキレス腱を伸ばすストレッチはこの静的ストレッチです。
近年の研究では、静的ストレッチを運動前にすると筋肉は弛緩し弾性(ばね)を失い、逆に力が出しにくくなってしまうと言われています。
また、体が冷えている状態行うと、筋肉を傷める可能性もあります。
ですので、運動前の準備体操には、静的ストレッチは効果はイマイチなのです。
運動の前には、『動的ストレッチ』が効果的です。
『動的ストレッチ』とは読んで字のごとく動きながら行います。
手足や体をいろんな方向に動かし、関節の可動域を広げつつ、関節周辺の筋肉をほぐして温めるストレッチ方法です。
プロ野球・広島のマエケン(前田健太)選手が試合前に両腕をグルグル回したり、羽ばたくように体操しているのは、正に動的ストレッチ。
ラジオ体操や、サッカー選手がアップに行うブラジル体操も動的ストレッチの一種と言えます。
このように動かしながら筋肉をほぐし温めることでパフォーマンス向上・ケガ予防が期待できます。
では、『静的ストレッチ』は全く意味がないかというとそうではありません。
『静的ストレッチ』は精神的リラックスや疲労回復に効果がありますので、運動後や風呂上がりなど筋肉が温まった状態で行うのが良いでしょう。
まとめますと、運動前は『動的ストレッチ』、運動後に『静的ストレッチ』と上手に使い分けて下さいね。
(松本)
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