ジョギングの足の痛み予防

更新日:2015年02月14日 8:35

街中には市民ランナーがずいぶん増えましたね。

来月には名古屋ウィメンズマラソン（マラソンフェスティバルナゴヤ・愛知）が開催されます。

最近走り始めた方、これから走りたい方に特に注意して頂きたいのが、足の痛みです。

ジョギングなどのスポーツが原因で起こる怪我には、『スポーツ外傷』と『スポーツ障害』に分かれます。

スポーツ外傷は、捻挫、骨折、アキレス腱断裂など、強い衝撃が加わって起こり、激しい痛みを伴います。

一方、スポーツ障害は、疲労骨折、アキレス腱炎、足底筋膜炎といった、使いすぎによって起こり、初めは違和感程度の痛みで自覚症状が少ないのが特徴です。

特に初心者ランナーに気を付けて頂きたいのが後者のスポーツ障害で、まだ足が慣れてきていないのに楽しいからと走りすぎると、違和感から徐々に痛みが強くなり、普通に歩くことも苦痛になってきます。

これらは、ジョギングによる足の疲労やダメージの度合いが、休息による回復・治癒の度合いを上回ると、進行してゆきます。

逆に、回復・治癒が疲労・ダメージを上回れば足が治ってゆきます。

ですので、まだ痛みが少ない段階では完全に休まなくとも、運動量や強度を半分にしてみるなどでジョギングを続けながらでも治せます。

当然、無理は禁物ですが。

その他、

・専門店で知識のある店員のアドバイスの元、足の形や自分のレベルにあったシューズを選んでもらう（初心者はクッション性の高い物がオススメ）

・中敷き（インソール）を活用し、土踏まずを保護して足のアーチにかかる負担を減らす

・ジョギング前後にアキレス腱のストレッチ（足を前後に開き、かかとを地面に着けたまま体を前に倒す）をしっかり行う

・土踏まずを日ごろからしっかりマッサージしておく

といった方法で、足のダメージの蓄積を減らすことができます。

ジョギングは定期的に行うと、ダイエット、各種生活習慣病予防、肩こり腰痛予防、精神的ストレス解消などの効果が期待できるので、足のケアをしつつ楽しんでくださいね。

（松本）

院長松本

＜国家資格＞　はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師
・中和医療専門学校本科（鍼灸マッサージ科）卒
・愛知県鍼灸マッサージ師会会員
・日本鍼灸師会会員
・名古屋市北区の治療師・松浦由明氏に師事
・長野式臨床研究会基礎クラス修了
・その他、各種勉強会、セミナーで研鑽を重ねる