今年もこの冬の寒さで、冷え性にお悩みの方は多いと思います。
一般的に冷え性は病院では病気とみなされず積極的な治療対象になりませんが、漢方や鍼灸の東洋医学では様々な病気の元となりうる症状とみなし、治療対象となります。
冷え症に対してのセルフケアの方法をお伝えする前に、一口に冷え性と言ってもいくつかタイプがあり対策も変わってきます。
ここでは冷え性の原因を4つのタイプに分類し、それぞれの対策をまとめます。
①運動不足型
筋肉は熱を作る働きがありますが、運動不足により筋肉量が低下して熱が作りにくくなっているタイプ。
⇒ジョギングや筋トレなどで全身の筋肉量を増やすように、定期的に運動をしましょう。
②ダイエット型
無理な食事制限のダイエットによって筋肉量が低下し熱を作りにくくなっていたり、皮下脂肪が減りすぎた結果、体の熱を逃がしてしまったりしているタイプ。
また、熱を作る材料のエネルギー摂取量がそもそも少なすぎることも。
⇒体重と一緒に筋肉まで減らしては健康を害しますので、減らす食事量はほどほどにし、運動も加える形のダイエットに変更しましょう。
③ストレス型
ストレスによって自律神経が乱れ、脳の温熱中枢がバランスを崩しているタイプ。
自律神経の乱れで必要以上に汗をかいて熱を逃がすことにもつながります。
⇒早寝早起き、食事を決まった時間になど、規則正しい生活を心がけ、ウォーキングやジョギング、エアロバイクなどの有酸素運動もおすすめです。
④心臓・血管型
筋肉で作った熱を血液によって全身に送るための心臓が弱ったり、血管が狭くなって血液が末端に届きにくくなったりしているタイプ。
⇒食べ過ぎ・飲み過ぎ・喫煙などが元になりますので悪習慣を控え、しっかり防寒をして保温しましょう。
冷え症の原因は4つタイプの2つ3つ重なっている場合もあります。
ご自分のタイプを見極め、効率よく冷え性対策をしてみて下さいね。
(松本)
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