頭痛のタイプ④ 他の病気が原因の頭痛
【今までにない激しい痛みが突然起こる】
⇒ くも膜下出血の可能性あり
主に動脈にできたこぶ(動脈瘤)が破裂することで起こります。
それまでに経験したことのないような激しい頭痛が急激に起こるのが特徴です。
「意識混濁」「物が二重に見える」などの症状が伴う事もあります。
【数週間~数か月にかけて徐々に痛みがひどくなる】
⇒ 脳腫瘍の可能性あり
脳腫瘍による頭痛は多くの場合、数週間から数か月間かけて、徐々に痛みが強くなります。
頭痛は朝起きた時に強まる傾向があります。
その他に「けいれん」「手足のまひなどの運動障害」「物が二重に見える」などの症状が起こることもあります。
【高熱がでる・うなじが硬くなる・発疹がでる】
⇒ 髄膜炎の可能性あり
ウイルスや細菌に感染し、脳の髄膜に炎症が起こる病気です。
38℃以上の高熱が出て、ガンガンと激しい痛みが起こったり、発疹が出ることもあります。
また、うなじが硬くなり(項部硬直)、首を曲げにくくなります。
【もの忘れ・話のつじつまが合わない】
⇒ 慢性硬膜下血腫の可能性あり
頭を打ったりぶつけたりしたときに、脳を包む硬膜の内側の静脈が切れて出血が起こり、
血の塊(血腫)ができることがあります。
数週間~数か月で徐々に血腫が大きくなり、頭痛と共に起こる。
「しびれ」「足を引きずる」「はしをうまく使えない」「もの忘れ」「話のつじつまが合わない」
などの症状が起こります。
これらの頭痛は50代以上の中高年に起こりやすく、これまでに頭痛の経験が無く、
50代以降に初めて強い頭痛が起こったら、上記のような病気が原因の可能性も考えられます。
内科、神経内科、脳神経外科などの病院を受診して下さい。
くも膜下出血が疑われる場合は、すぐ救急車を呼んで下さい。
(松本)
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