更新日:2012年08月26日 8:36
【健康クエスチョン】
Q、欧米人には肩こりがないというのは本当ですか?
A、本当です。
正確には「肩こり」という概念がないのです。
肩こりという言葉が無いので実際に肩が凝っていても、肩こりという表現はできないわけです。
「肩が痛い」とか「肩が重い」と訴えるしかないんですね。
でも、欧米の人にマッサージや指圧をするとちゃんと(?)肩がこっている。
認識の問題であって肩コリを感じていないわけではない、しかしいったん「肩こり」という言葉を知ってしまったら、肩こりを感じやすくなるというのもまた真実だと思います。
似たような話で、大阪には「肩びき」という言葉があります。
「肩びき痛い!」などと言って、他の地方の人には無い感覚の辛さを感じているようです。
ちなみに「肩びき」というのは背中の上のほうで、肩甲骨の間のあたりの場所を言うそうです。
名古屋にも、やめる(=しくしく痛む)という独特の表現がありますね。
「膝がやめる」と言うと、他の地方の方は、「膝が辞める?」「膝が止める?」と意味が分からないと思いますが、漢字にすると「膝が病める」です。
肩こりの概念を知らない外人のお友達に、肩こりを教えないであげて下さいね。
(松本)
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