こんにちは、松本治療院スタッフの水漉(みずこし)です。
前回のブログ(→「肩が上がらない!……それって五十肩?」)では、五十肩の症状について主に書きましたが、
今回は五十肩になってしまった場合の過ごし方についてです。
前回、五十肩は急性期→慢性期→回復期と移行すると書きましたが、五十肩はこの慢性期~回復期が長く辛い期間となります。
しかし、この時期に適切な過ごし方やリハビリをすることによって治りが早くなり、辛い期間を短くすることができます。
冷やす?それとも温める?
急性期を過ぎたら肩を冷やすのは禁物です!
肩を冷やすと筋肉が固く収縮し、血行も悪くなります。
そうすると痛みが強くなってしまうことも。
温めることで血行が良くなり、新陳代謝が上がることで発痛物質や疲労物質が取り除かれ痛みの軽減につながります。
肩の保温サポーターを着用したり、冬場であれば貼るカイロを肩や肩甲骨の間に貼るのも効果的です。
夏場はエアコンの冷気に注意!
羽織ものやストールなどで、肩を冷やさないようにしましょう。
お風呂でじっくり温めるのも、もちろん効果的。
シャワーだけで済ませるという方もいらっしゃいますが(男性に特に多いですね)、できれば湯船につかって
じっくり身体を温めるのがオススメです。
お風呂でしっかり身体を温めてからストレッチをすれば、さらに効果的ですよ。
リハビリを始めるタイミングは?
急性期は安静が原則で、リハビリを始めるのは痛みが軽減する慢性期に入ってからです。
目安は安静時痛(じっとしていても痛いこと)が無くなってからになりますが、自己判断はせず専門家に相談して始めるのがよいでしょう。
またリハビリは痛みの出ない範囲で行うのが基本で、頑張り過ぎは禁物です。
リハビリその1:振り子体操(重りを使った運動療法)
①痛くない方の手をテーブルなどに乗せて身体を支え、前傾姿勢をとる。
②痛い方の手に重り(500g~1kgくらい、痛みが強い場合は重りなしでも可)を持ち、肩の力を抜いて腕をだらんと垂らす。
③その状態で身体の反動を使って腕を前後に揺らす。
肩に力を入れて動かすのではなく、身体の反動を使うのがポイントです。
痛みのない範囲で、最初は10回を目安に行います。
同様に腕を左右に揺らす動きと、円を描く(時計回り、反時計回り)動きも行いましょう。
リハビリその2:尺取り虫体操(壁を使った運動療法)
①壁に手をついて立つ。
②指を尺取り虫のように動かし、壁を登るように少しずつ腕を上げていく。
こちらも痛みのない範囲で、10回を目安に行ってください。
どこまで上げられたか壁に印をつけておくと、リハビリを続けるモチベーションにもつながりますよ!
繰り返しになりますが、リハビリは頑張りすぎないことが重要です。
早く治したいと焦る気持ちはわかりますが、無理をして痛みが強くなっては元も子もありません。
焦らず、ゆっくり取り組んでいきましょう。
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