運動器疾患で悩んでいる方は大勢いらっしゃると思います。

ここでは、鍼灸治療でどのように症状が良くなっていったのか、

ばね指の術後の痛みを例に、お話しさせて頂きたいと思います。

左中指ばね指手術後の痛み

40代男性

パソコン作業

弓道

弓道で矢を放つ瞬間にかかる衝撃で左手中指にばね指の症状が出る。

弓を左で握れないくらい症状が悪化し、手術する。

術後半年は元通りに弓道ができたが、また痛みがぶり返してきた。

鍼灸治療でもう一度弓道ができるようになりたい。

通院 週一回 3ヶ月

10月末から治療開始し、翌年の2月初めには痛み無く弓道ができるようになる。

鍼灸の効果

筋肉のハリやコリをとる

血流の増加による発痛物質の除去

初回治療

術痕は硬く腫れあがっている。

首から前腕にかけて筋肉のハリ感、硬結有。

左手をグーパーすると、患部に痛みが走り、

中指の進展も屈曲もままならない。

術後中指の腱が不安定になり、指を使う時に

他の筋肉や関節に負担がかかり、さらに症状が悪化している。

痛む部位はもちろんのこと、そのまわりの筋肉や関節も

治療範囲に加える。

患部の周りに鍼灸

首から前腕にかけて指圧

手の骨間もガチガチなのでゆるめる

初回治療から3回目の治療で痛む場所に変化有。

中指の付け根が痛む。

治療後は痛み無くグーパーができるようになる。

治療10回目

治療後の痛みや、動きが2日もつようになる。

治療15回目

弓を引くことができた

治療17回目

日々の生活での痛みもなく、弓も気にせず引くことができる。

鍼灸治療をはじめて2、3回は変化があまり無く、10回目以降から痛みや動きが

徐々に緩和していきました。

17回目以降では、普段の生活でも弓道をされる時も痛みを気にすることがなくなりました。

今は、同じく弓道で痛めた右膝の治療をはじめています。