4月に入り新生活が始まったという方も多いのではないでしょうか?
高校や大学に進学し、運動部に入って毎日練習に明け暮れている方もいるかもしれません。
そんな方に気をつけてほしいのが、「シンスプリント」という症状です。
「シンスプリント」とは?
「脛骨(けいこつ)過労性骨膜炎」ともいい、脛(すね)の内側にある「脛骨」という骨の下方1/3に痛みが生じるスポーツ障害の一種です。
成長期の中高生に起こることが多く、進学して運動部に入ったり、新たな環境でスポーツを始めたりすることの多いこの時期には、特に注意が必要です。
「シンスプリント」の原因は?
「脛骨過労性骨膜炎」の名前の通り、「過労」すなわち「オーバーユース(使い過ぎ)」が原因です。
ランニングやジャンプ、切り返しの動作の多いスポーツ(陸上の長距離、バスケットボールなど)をしている人に多く見られます。
それ以外のスポーツでも、トレーニングのための過度の走り込みや、フォームやシューズが適切でない場合にも起こりうる症状です。
また足関節の柔軟性の低下や、下腿の筋力不足、偏平足なども原因となります。
「シンスプリント」の治療法は?
オーバーユースが原因ですので、第一は安静にすることです。
運動量を減らす、もしくは一定期間休むことも場合によっては必要になってくるでしょう。
炎症を抑えるためにアイシングや湿布を使用することもあります。
また陸上以外のスポーツをされている方は、シューズの見直しもしたほうが良いかもしれません。
走り込みのトレーニング時、ランニングシューズを使っていますか?
タウンユースのスニーカーやウォーキングシューズ、運動靴などで走ってはいないでしょうか?
以前、私が担当した患者さんの中には、運動靴で走り込みをしてシンスプリントを発症してしまった方がいらっしゃいました。
ランニングシューズは、走るために設計されている靴です。
地面からの衝撃をやわらげるクッション性や、横ブレに対する安定性に大きな違いがあるので、少々高くても必ずランニングシューズを用意しましょう。
当院がお役に立てること
シンスプリントと関連の深いヒラメ筋や長趾屈筋を鍼灸マッサージでゆるめ、痛みの軽減を図ります。 足首や足底のストレッチで柔軟性を高め、ケガをしにくい体づくりを目指します。
名古屋市金山の鍼灸治療院 松本治療院
愛知県名古屋市昭和区白金1丁目19−16
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