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自律神経の乱れ

こんにちは、松本治療院スタッフの水漉(みずこし)です。

 

長く続く新型コロナウイルスの感染流行に伴い、多くの方が様々なストレスを感じていると思います。

 

こんな時に多くなってくるのが「なんだかよくわからないけど不調を感じる」というお悩み。

 

夜なかなか寝つけなかったり、胸がザワザワしたり、首や肩のコリが酷くなったり……。

 

これらは、自律神経のバランスが崩れていることが原因かもしれません

 

 

「自律神経の乱れ」というのはよく耳にしますよね。

 

身体の不調を感じて病院へ行った際にも、お医者さんに「自律神経の乱れが原因かも」と言われたことが

 

ある方もいるのではないでしょうか?

 

では、自律神経が乱れているとはどういう状態なのでしょう?

 

今回は身体に様々な不調を引き起こす、自律神経の乱れについてお話ししてみようと思います。

 

 

そもそも「自律神経」ってどんな神経?

ヒトの神経には「腕を上げる」「ものをつかむ」「歩く」「走る」などの意識的に体を動かす

 

ために働く「運動神経」と、「ものを見る」「痛みを感じる」「においを感じる」などの感覚に関わる

 

「感覚神経(知覚神経ともいいます)」があります。

 

その他に、自分の意思で動かすことのできない内臓や血管などを制御する働きをもつのが「自律神経」です。

 

 

自律神経はさらに「交感神経」と「副交感神経」の二つに別れます。

 

交感神経は、心と体を緊張・興奮状態にする働きをもち、交感神経優位の状態では心拍数や血圧の上昇、発汗、

 

覚醒などが起こります。

 

副交感神経はその反対で、心と体をリラックス状態にする働きをもち、副交感神経優位の状態で心拍数や血圧の低下、

 

入眠、胃腸の働きが活発になるなどの状態になるのです。

 

 

よく使われる例えなのですが、交感神経は車の「アクセル」、副交感神経は「ブレーキ」のような関係と考えると

 

わかりやすいと思います。

 

 

「自律神経の乱れ」ってどんな状態?

上で説明したとおり、交感神経と副交感神経は車のアクセルとブレーキのような関係です。

 

「自律神経が乱れている」というのはこの交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまっている状態、

 

多くの場合は、交感神経優位が続いてしまっている状態を指します。

 

車の運転で言うとアクセルを踏みっぱなしで、ずっと高速道路を飛ばしているような感じですね。

 

そんな状態を続けていれば、疲れてしまうのは想像に難くないと思います。

 

 

自律神経が乱れる原因は?

では、なぜ自律神経のバランスが崩れ、交感神経優位の状態になってしまうのでしょうか?

 

主な原因として以下のことがあげられます。

 

 

★過度のストレス

 

ストレスを感じると交感神経が優位になります。

 

仕事や家庭、人間関係など過度のストレスにさらされ続けていると、交感神経優位の状態が続いてしまい、

 

自律神経のバランスが崩れてしまいます

 

 

★不規則な生活習慣

 

ヒトの体は約24時間の体内時計にしたがって活動しています(概日リズム、サーカディアンリズムといいます)。

 

このリズムは太陽が昇って沈む、昼夜の明暗サイクルに影響を受けているのですが、夜遅くまで起きている、

 

お昼すぎまで寝ている、昼夜逆転の生活を続けるなどをしていると、このリズムが狂ってしまいます

 

その結果、自律神経のバランスも崩れてしまいます。

 

また、カフェインの摂り過ぎや喫煙といった生活習慣も、交感神経の活動を高めてしまうので、注意が必要です。

 

 

自律神経が乱れると、どんな症状が起こるの?

自律神経の乱れによって引き起こされる症状には以下のようなものがあります。

 

 

不眠・・・寝付きが悪い「入眠困難」、夜中や早朝に目が覚めてしまう「中途覚醒」「早朝覚醒」があります。

 

めまい・・・体がふわふわとした感じがする「浮動性めまい」や、ぐるぐる目が回るような感覚がする「回転性めまい」など。

 

耳鳴り・・・キーンという金属音のような耳鳴りのほか、耳が詰まったような耳閉感を感じることも。

 

胸苦しさ・動悸・・・胸が苦しい、ザワザワするような感じ、不安感、心臓がバクバクするような感じなど。

 

胃腸の不調・・・胸やけや膨満感、胃痛、下痢、便秘など。

 

冷え・ほてり・のぼせ・・・手足が冷えたり、顔がほてったり、やたらと汗をかくなどの症状も。

 

肩こり・腰痛・・・これらも自律神経の乱れによって引き起こされたり、悪化したりすることがわかっています。

 

 

この他にも偏頭痛やのどが詰まる感じ(ヒステリー球)、やけに眩しく感じる(羞明)など、様々な不調が表れます。

 

これらの原因がはっきりしない症状を、「不定愁訴(ふていしゅうそ)」と呼びます。

 

 

自律神経と鍼灸治療

では、自律神経の乱れに対して、鍼灸や指圧による治療はどんなアプローチができるのでしょうか?

 

 

当院にも多くの方が自律神経の乱れによる体の不調で来院されていますが、そういった方は、ほぼ例外なく

 

首肩まわりがガチガチにこり固まってしまっています

 

首のまわりには迷走神経という神経が走っており、この神経は肺や心臓、食道や胃、腸の一部など多くの内臓を

 

支配している副交感神経です。

 

そのため首まわりのこりを鍼灸や指圧で緩めると、迷走神経の働きが活発になり心拍数や血圧、内臓機能が改善する、

 

すなわち副交感神経が優位になるという効果が期待できるのです。

 

 

また、ヒトは優しく体に触れられると副交感神経の働きが高まるということも分かってきています。

 

例えば、自分のそばにいる人が泣いていたり、具合が悪くなってしまった時のことを想像してみてください。

 

きっとその人の背中をさすってあげたり、ポンポンと叩いてあげたりするのではないでしょうか?

 

これは、優しく体に触れられることで副交感神経の働きが高まり、気持ちが落ち着くということを経験的に

 

知っているからだと言われます。

当院がお役に立てること

  • 鍼灸や指圧治療はまさに体に「触れる」治療行為です。
  • このことからも自律神経の乱れの改善に、鍼灸や指圧治療が適しているということがわかっていただけると思います。
  • 「原因がよくわからないがなんとなく体の不調を感じる」、「病院へ行ったら自律神経の乱れによるものだと言われた」
  • そんな方はぜひ一度鍼灸治療を受けてみて欲しいと思います。
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