前回の足三里のツボに引き続き、今回も足の疲れのケアに役立つツボをご紹介します。

場所は、足の裏にあり、足の指の付け根の盛り上がりのすぐ下の真ん中あたりで、足の指をぎゅっと曲げた際に一番へこんでいるところにあります。

「湧泉（ユウセン）」というツボで、漢字の名前の意味のとおり、東洋医学で言われる「気」が泉のように湧いてくる、重要なツボになります。

前回の足三里と同様に、湧泉のツボを指で指圧したり、指圧しながら回すようにもんだり、ドラッグストアで購入できる家庭用のお灸を据えたりして下さい。

その他にもゴルフボールを踏んづけるような形でのツボ刺激も気持ち良いですよ。

立ち仕事やよく歩く仕事、ウォーキングをしていたりする方には、特に足の疲れを取るのに効果的ですので、ぜひお試しください。

また、足つぼの反射区では、土踏まずの一帯が胃や小腸、大腸といった消化器系に関連しています。

湧泉と共に、土踏まずのあたりを刺激して、内臓の調子も整えてみましょう。

足ツボの刺激は、ツボにこだわらなくても触れば触るほど健康にプラスになりますので、イボの付いたスリッパや青竹踏みなど、身近に手に入るものも利用してみて下さいね。

（松本）