こんにちは！

松本治療院スタッフの前田です。

 

今回は、美容鍼で多くのかたが悩まれている

「たるみ」についてお話していこうと思います。

 

ひとくくりに「たるみ」といっても、

フェイスラインや頬周り、目の下など

具体的にお悩みの場所は人それぞれです。

 

そこで今回はお悩みの部位別に、たるみの原因と症状の解説、

鍼灸施術で期待できる効果について詳しくお話していきますね。

 

 

たるみができる原因

たるみができる原因は、

表情筋の衰えと皮膚の弾力の低下によるものがほとんどです。

 

表情筋が衰えてしまうと皮膚や脂肪を支えることが難しくなり、

「たるみ」になってしまいます。

 

紫外線や乾燥など外部からの刺激も、たるみの原因になります。

 

 

たるみの種類

 

 

・フェイスライン

顎まわり（咬筋）や頭の筋肉（側頭筋）の衰えにより、

皮膚を支えれなくなることでフェイスラインのたるみが目立ちやすくなります。

 

・頬

頬（頬骨筋）や唇を持ち上げる筋肉（上唇挙筋）が衰えることで

頬が下がった印象になってしまいます。

マスクの着用時間が増えることで頬周りのたるみが目立ちやすくなります。

 

・目の下（ゴルゴライン）

頬の筋肉（頬骨筋）や唇を持ち上げる筋肉（上唇挙筋）が衰えると

皮膚や脂肪を支えれなくなり目の下のたるみが目立ち、

疲れた印象になりやすいです。

 

パソコンやスマホ画面を見ることが多くなると目の周りの筋肉が緊張し、

血流が悪くなることで脂肪と皮膚にひずみが生じてたるみが出てきます。

（一般的にゴルゴラインといわれるものはシワではなく、たるみです）

 

 

・口もと(マリオネットライン)

頬周りの筋肉（頬骨筋・頬筋）と皮膚が衰えることで

脂肪を支えれなくなり、下垂がおきます。

 

頬周りの筋肉はマスクで隠れる筋肉のひとつです。

長期間のマスク着用により凝り固まり、

マリオネットラインが気になりやすくなってしまいます。

 

 

 

たるみに対する鍼灸施術

お顔のたるみに対する鍼灸施術では、

表情筋の凝り固まっている場所や衰えている場所に

鍼、お灸を使って筋肉の緊張をゆるめます。

 

ある程度の硬さをほぐし、ゆるめて

皮膚・脂肪・筋膜・筋肉を引き上げて鍼をすることで

たるみの改善をしていきます。

 

 

 

 

たるみに効果的なツボ

たるみに効果的なツボを、気になるお悩み別で

少し紹介していきます(^^)

痛気持ちいいくらいの強さで押すのがポイントです。

（強く押しすぎるとお体の状態によってはアザになってしまう場合があります。）

 

 

 

◆フェイスライン・・・頬車（きょうしゃ）

下顎（えらの部分）から少し上がった場所で

力を入れて歯をかみしめると筋肉が盛り上がる場所に位置します。

歯ぎしりにも効果的なツボです。

 

◆頬のたるみ・・・巨髎（こりょう）

黒目から真っすぐ下に降りた線と小鼻から横にずらした線の交わる所に位置します。

皮膚を引っ張らないように、少し上向きで押してみてください。

 

◆目の下のたるみ・・・四白

黒目の真下にある骨の縁に位置します。

繊細な部分なので、怖いかたはそこから少し下がった部分の

押して痛気持ちいい場所もオススメです。

 

◆口もと・・・散笑（さんしょう）

小鼻と口角を結んだ線の真ん中に位置します。

押している時にシワができないように、軽い強さで押すのが丁度いです！

 

強い痛みが出ない範囲で、リラックスしながら押してみてください(^^)

 

 

顔のたるみが出やすいNG習慣

 

お顔のたるみが出やすい主な習慣は

「肩こり」「睡眠不足」「バランスの悪い食事」です。

 

 

「肩こり」

たるみは顔の筋肉だけが凝り固まってできるわけではありません。

姿勢の悪さなどで首や肩の筋肉が緊張すると、

それに引っ張られて顔の筋肉がたるみやすくなってしまいます。

 

「睡眠不足」

睡眠をとることでお肌の細胞の生成・ターンオーバーが促されます。

睡眠時間が短くなってしまうと、お肌のハリが減少し、

たるみがでやすくなります。

 

「バランスの悪い食事」

栄養の偏った食事を摂ることで、

消化吸収が悪くなりやすくお肌にも栄養が行き届かなくなります。

そのため、ハリのないたるみやすいお肌になってしまいます。

 

 

身体の緊張や生活習慣の乱れはお顔のお悩みに大敵ですね！

身体のコリや睡眠の乱れも鍼灸でお役に立てますので、

お顔のお悩みと併せて施術を行っていくことも大事になってきます(^^)