松本治療院日記
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どうする松本
私は歴史が好きで毎年大河ドラマも観ています。
今年の『どうする家康』も始まって4ヶ月経ち、どんどん盛り上がって来て毎週楽しんでいます。
タイトル通り、毎回いろんな決断を迫られ、松潤が演じる家康が「どうする」に向かい合うドラマ。
初めは難題に対して「もう嫌じゃ~」と逃げようとしたりしますが徐々に成長し、恐ろしい織田信長に反対意見を言えるようになったりと、後の天下人への成長が描かれています。
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ドラマを観ながら思うのが、私たちの生活も絶えず「どうする」の連続で出来ているということ。
そして、学校の勉強の勉強には決まった答えがあるけれど、人生には1つの決まった正解が無い。
正解が無い「どうする」に対して、誰もが自分なり手探りで答えを出し続けなければならないところに人生の難しさがあります。
お釈迦様が「生きていること自体が修行」という意味のことを言ったのも、うなずける話です。
しかし、決まった答えが無いからこそ面白いとも言えます。
大きな「どうする」が来た時、どういった答えを出すかにその人らしさが表れるし、その人や周りの人が笑顔で過ごしていれば、それはその人にとって正解と思います。
私は大学を卒業後に就職した会社に馴染めず心身のバランスを崩して、1年もたずに辞めた経験があります。
その時、会社を辞める・辞めないとか、辞めた後どうやって生きていくのかとか、自分の人生の大きな「どうする」がありました。
運よく家族のサポートや良いご縁があり、鍼灸マッサージの学校へ行く選択をして、今の仕事につながっています。
日々大変なことも無くはないけれど、今はあの頃よりはずっと笑顔で過ごせているので1つの正解だったのではと思います。
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先日、同じ仕事の友人Aさんと話していたら、実は高校を中退していたと聞いて、ちょっと驚きました。
学校に馴染めず留年して、結局卒業せずに辞めて、そののち大検の資格を取って、鍼灸の学校へ行ったとのことです。
私と同様にAさんも、鍼灸の仕事にやりがいを感じていて、過去の自分の「どうする」の答えに満足しているようです。
Aさんの話以外でも、学校に馴染めず困っているとか、会社で辛いことがとか伺うことがあります。
辛くても実際に学校を辞める、会社を辞める選択は、もちろん簡単ではありません。
しかし、こうした「どうする」に対して、Aさんの話のように「いろんな選択肢があるな」と知っていることは大きな助けになります。
逆に辛いのに「絶対に辞められない」と思っていると、袋小路にはまり気持ちがどんどん追い詰められてしまいます。
本当にどうしようもなければ、辞める、逃げる、サヨナラするといった選択肢が「奥の手」としてあると思えるだけでも気持ちが軽くなるはずです。
また、この「奥の手」の選択肢を心に持っていると、自分に不当な扱いをする人がいたとしても、泣き寝入りせず気持ちを主張でき、自分を守ることができるでしょう。
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私たち松本治療院の鍼灸師たちは、患者様のお身体のつらい痛み、疲れなどの「どうしよう」を解決できるように日々励んでいます。
「無理しすぎて肩こりや腰痛が酷くなっちゃったけど、あそこで鍼灸を受ければ大丈夫」といった、皆様の有力な選択肢になれるように、今後も腕を磨いて参ります。
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